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劣化予測式の自動修正設定について

LCC算定_劣化予測式の自動修正設定の【初回計測のみ】【すべての評価】の違いを教えてください

劣化予測式の自動修正の設定では、点検結果を反映させた劣化予測式の自動修正の方法を指定します。
劣化予測式の自動修正の方法は以下の2通りがあります。
①初期評価のみ: 最初の対策までは自動修正された劣化予測式を、対策後は標準の劣化予測式を適用する方法。点検によって確認された劣化の原因が一時的な要因(漏水・滞水による鋼部材の腐食など)の場合に選択します。
②全ての評価: 最初の対策以降も自動修正された劣化予測式を適用する方法。点検によって確認された劣化の原因が恒久的な要因(塩害の進行速度が設定した塩害対策区分よりも速い環境など)の場合に選択します。
複数の橋梁を選択して同時にLCC 算定を行う場合、すべての橋梁で補正率の設定が同じとなるので、補正率の設定が異なる橋梁に対しては個別にLCC 算定を行う必要があります。

注意点として、例えば健全度3.5⇒補修⇒5年後の健全度3.5を設定した場合、この劣化予測式を「全ての評価」に使った場合は、健全度が50年にわたって頻繁に乱高下すると懸念されます。これは例えば、伸縮装置を新品に交換した後も、劣化速度が速くなるような評価となるため、対策費用は高額になる傾向となる可能性があります。
「すべての評価」を適用する場合は、上記を理解しておくことが必要でしょう。